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【新制度】フラット35子育てプラスの概要について

【新制度】フラット35子育てプラスの概要について

『【新制度】フラット35子育てプラス』

2024年2月13日融資分からフラット35子育てプラスが始まることになりました。

今回はその概要について解説していきます。

制度概要

今回の制度は金利引き下げ幅や期間についてはポイント制で細分化され、かつ上限も拡充されています。

金利引き下げ幅については、従来の最大▲0.5% → 最大▲1.0%に拡充。

金利引き下げ期間についても、ポイントによっては11年目以降も引き下げを受けられます。

ポイントについては以下の通りです。(詳細については公式HPにてご確認ください)

⒈家族構成(フラット35子育てプラス)

 ・若年夫婦世帯または子ども1人 →   P

 ・子ども2人          →   P

 ・子ども3人          →   P

 ・子どもN人          →   P

⒉住宅性能(省エネ)(フラット35S)

 ・ZEH            →   P

 ・金利Aプラン         →   P(中古リノベの場合、4P)

 ・金利Bプラン         →   P(中古リノベの場合、2P)

⒊住宅性能(維持管理)(フラット35維持保全型)

 ・長期優良住宅         →   P

 ・予備認定マンション      →   P

 ・管理計画認定マンション    →   P

 ・安心R住宅          →   P

 ・インスペクション実施住宅   →   P

 ・既存住宅売買瑕疵保険付保住宅 →   P

⒋エリア(フラット35地域連携型、地方移住支援型)

 ・子育て支援・空き家対策    →   P

 ・地域活性化          →   P

 ・地方移住支援型        →   P

  これらの合計ポイントによって、金利引き下げ幅と期間が決定されます。

  基本的に、ポイント×0.25%の金利引き下げ幅(5年間)で上限▲1.0%までです。

  それを超えるポイントについては6年目以降に持ち越されます。

   ・1Pの場合 1~5年目 年▲0.25%

   ・2Pの場合 1~5年目 年▲0.5%

   ・3Pの場合 1~5年目 年▲0.75%

   ・4Pの場合 1~5年目 年▲1.0%

   ・5Pの場合 1~5年目 年▲1.0%   6~10年目 年▲0.25%

   ・6Pの場合 1~5年目 年▲1.0%   6~10年目 年▲0.5%

   ・7Pの場合 1~5年目 年▲1.0%   6~10年目 年▲0.75%

   ・8Pの場合 1~5年目 年▲1.0%   6~10年目 年▲1.0%

   ・9Pの場合 1~5年目 年▲1.0%   6~10年目 年▲1.0%

       11~15年目 年▲0.25%

                  ・

                  ・

  ※フラット35子育てプラスを利用されない場合、4Pまでが適用上限となります。

具体例

⒈若年夫婦または子ども1人のご家族で、ZEHかつ長期優良住宅を取得する場合

 若年夫婦または子ども1人  → 1P

 ZEH           → 3P

 長期優良住宅        → 1P

 合計            → 5P

 金利引き下げ幅は、

 1~5年目  年▲1.0%   

 6~10年目 年▲0.25% となります。

⒉子ども3人でZEHかつ長期優良住宅を取得、さらに地域連携型(子育て支援)が利用できる場合

 子ども3人         → 3P

 ZEH           → 3P

 長期優良住宅        → 1P

 地域連携型(子育て支援)   → 2P

 合計            → 9P

 金利引き下げ幅は、

 1~5年目   年▲1.0% 

 6~10年目  年▲1.0% 

 11~15年目 年▲0.25%となります。

 ※地域連携型については地域によって該当するかどうか異なりますので、

 随時公式HPにてご確認をお願い致します。

まとめ

フラット35の新制度について、概要のご説明でした。

変動金利と固定金利の金利格差が大きくなっている中で、条件さえそろえば固定金利も選択しやすくなる制度です。

まずはご自身の世帯が何ポイントになるのか計算してみて、たくさんポイントを獲得できるようでしたら、制度を活かして固定金利を選択してみるのも良いでしょう。

記事提供:オンリーワン・ファイナンシャル株式会社

https://only-one-financial.com/