現在住宅購入を検討している人の95%以上の人が省エネ住宅に住みたいと回答しているようです。今回は、世間の大多数の人が気にしている省エネ住宅についてそのメリットをお伝えしていきたいと思います。
省エネ住宅とは、家庭の空調、照明、給湯などに使われる電力等のエネルギー消費を抑えるために気密性や断熱性等を高くした住宅です。これにより一般的な住宅よりも夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができ、さらに光熱費もより抑えられる効果が期待できます。
メリット①
前述のとおり、高気密、高断熱により、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるため、より身体に負荷がかからず、快適に過ごすことができます。
メリット②
高気密高断熱により、空調等の稼働を減らすことだ見込めるため、毎月の光熱費を抑えられる効果が期待できます。特に近年電気代がどんどん上昇しているため、その効果はより大きくなっていると言えます。
メリット③
全期間固定金利の住宅ローン、フラット35を利用する場合、省エネ住宅だと金利優遇を受けることができ、毎月の住宅ローンの返済額を減らすことができます。また、そもそも2025年以降はフラット35を利用する場合、省エネ住宅でないと利用できなくなる予定です。
省エネ住宅のデメリットは唯一、初期コストが一般の住宅よりもかかってしまうことです。当たり前ですが、性能の良い住宅はそうでない住宅と比べて価格が高くなってしまいます。なので、希望していた予算では収まらないというケースも多いかと思います。
省エネ基準を満たした住宅は確かに高いです。しかし、最初に提示されるお見積り金額だけで考えないように気を付けてください。大切なのは総支払額です。一生涯で住居費用としてどれだけのお金を払うことになるのか計算してみてください。
そうすると、初期費用は安いが毎月の光熱費等が高くなる家と初期費用は高いが毎月の光熱費が安くなる家では後者の方が総支払額が安いことも十分にあり得ます。それでなおかつ快適に住めるのであれば、初期費用は高くても長い目でみて購入する方が良い買い物になる可能性が高いかと思います。
ですので、住宅を購入する際は見積もり金額だけで判断するのではなく、その住宅の性能による恩恵も考慮したうえで、総合的に考えてみてください。そうするともしかしたら違う結果が見えてくるかもしれません。
もし性能比較やイニシャルコスト、ランニングコストの比較の仕方がわからなければ、住宅のプロに相談してみてください。
記事提供:オンリーワン・ファイナンシャル株式会社