新築・リフォーム工務店探し「かかりつけ工務店」
全国の優良な工務店検索サイト


かかりつけ工務店特集記事

新築×リフォーム×メンテナンスのお役立ち情報

住宅関連・その他

住宅価格の高騰により購入できない??

住宅価格の高騰により購入できない??

多くの方が人生の夢の一つとして挙げる『マイホームの購入』。
夢と位置付けるだけあって気軽に手軽にマイホームは購入できるものではないです。
なぜならばマイホームの購入は≪人生で一番高い買い物≫と一般的にはされています。
もちろん人によってはその限りではありませんが、多くの場合は該当します。

ただ昨今の物価上昇は目まぐるしく、食品・自動車・ガソリン・光熱費などなど、ほとんどの項目の価格が上昇しているのは皆さんも痛感されていることと思います。 住宅に関しても例外ではなくかなりの影響を受けています。

以下の図は国土交通省が公表しています不動産価格指数です。
不動産価格指数とは2010年の平均を100とした場合の不動産の値動きを表す指数です。

コラム㉔挿入画像.jpg

マンションは約1.9倍、戸建て住宅は約1.2倍になっております。
マンションに関してはかなりの上昇傾向になっております。
色々な要因はありますが円安は一つのポイントと言えるかもしれません。
円安により輸入建築資材が高くなっております。
さらに輸入と言えば原油が必要になります。
原油価格もウクライナ・ロシア戦争による影響は多大です。
また、円安により日本のマンションが購入しやすくなり、海外投資家が複数物件を購入することで需要が高まり価格上昇につながる結果も否めません。

戸建て住宅に関しても近年よく耳にするウッドショックというものが住宅価格の上昇の要因になっております。
ウッドショックとはその名の通り木材が足りないということです。
日本の住宅は木造が多くを占めているにもかかわらず、木材自給率は約40%程度。
半分以上が輸入に頼っているということになります。
新型コロナウイルスにより戸建ての需要が高まり、木材の需要と供給のバランスが保てない状況となりました。
また新型コロナウイルスの影響でアメリカでも金融緩和が行われ、住宅ローン金利の引き下げが行われました。
それによってアメリカでも戸建て需要が高まり、木材需要につながりました。
結果的に日本に従来入ってくる木材がなかなか入って来なくなり、ウッドショック→価格の高騰へとつながっていきました。
もちろん輸入できる木材もあるのでその木材については先にも述べた原油価格の高騰も影響しています。

他の要因としましては人件費の高騰も挙げられます。
これは建設業界に限ったことではございませんが、物価の上昇と人件費の上昇は切っても切り離せない関係となっております。

一旦ここまでをまとめてみますと、

  • 不動産価格は近年右肩上がりで上昇を続けている
  • 原因としては、
    ①円安
    ②ウクライナ・ロシア戦争による原油価格高騰
    ③ウッドショック
    ④人件費の上昇
    などが代表的なところで挙げられます。

では今後はどのような見通しになるかよくご質問をいただきますが、それはわからないといったところが正直な回答です。
なぜならば不動産価格や住宅価格は世界情勢に左右されることが今般の新型コロナウイルスで激変した世界で改めて痛感させられました。
安易に今後こうなりますと言うことは誰も得をする話ではありません。
マンションでよく聞く「今がバブルだ!!」「東京オリンピックのあとは下落する!!」などなど、ネットでの盛り上がりを拝見してきましたが現状は、、、
教科書通りの動向にはなかなかならないのが現状です。

また金利についても少し触れておきます。
住宅購入をされる場合に多くの方が住宅ローンをご利用されます。
その時の住宅ローン金利も今後どうなるかわかりません。
多くの方がご利用される変動金利は現在0.7%前後です。
固定金利は1.85%前後です。
長期金利が少しずつ上昇しており、それに伴って固定金利も少しずつ上昇しております。
固定金利は最近まで1.35%前後でしたので相当の上り幅と言えます。
今後下がるかどうかもわからないですし上がって行くとなると今が一番低かったとなります。
多くの方がご利用されている変動金利に影響を及ぼす短期金利は動いていないですが、今後どうなるかはわかりません。こういった金利についても世界情勢の影響を受ける部分は多く今後の予想はし辛いものとなります。

では、住宅購入はどうすればいいのか??いつ購入すればいいのか??というご質問に至ると思います。こちらについては、『欲しいと思ったらすぐ動く!!』に尽きると思います。
しかし、動くといっても何をどういったタイミングでどう動けばいい??などわからないことも多いと思います。
なので悩む前にまずは住宅のプロにご相談ください。

記事提供:オンリーワン・ファイナンシャル株式会社

https://only-one-financial.com/