
洗濯を終えた衣類をクローゼットに戻す時、あなたはどうしていますか?
特に意識せずにいると、いつの間にか衣類を戻しづらい、選びづらいクローゼットになってしまいがち
です。ですがそこに、ちょっとした仕組みやルールを取り入れることで、クローゼットの使いやすさは格段
にアップします!
今回は大がかりな準備をしなくても気軽にはじめられる、クローゼットを使いやすくするためのポイントを
ご紹介します。
クローゼットに限らず、たくさんのモノが無秩序に置かれた状態の中から欲しいものを見つけるのは大変で
す。そこへ洗濯を終えた衣類などの新しいモノを入れようとしても、スペースがないために、押し込んだり
積み重ねたりしてしまい、混乱状態は増すばかり。
衣類も違う種類のモノは「混ぜるな危険!」と意識しておくことが大切です。
「分ける」という作業は面倒なようですが、衣類は比較的分けることが楽なアイテムです。
まずはざっくりで良いので、トップスとボトムスに分ける、オンシーズンとオフシーズンに分けるなど、あ
なたが無理なくに分けられる方法で分別してみましょう。
収納スペースに余裕があれば、衣類を分別しながら収納して行くのも良いですが、まずは「分ける」ことに
集中した方がスムーズに作業を進められる場合が多いです。
片づけるつもりで余計に散らかしてしまった経験のある方は、ひとつひとつの作業を分けて進めてみましょ
う。
一番オーソドックスな分け方は、アイテムごとに分けて並べることです。
ハンガーにかけるもの、引き出しに収めるものを分け、アイテムごとにまとめて並べるようにしましょう。
たったこれだけのことと思うことなかれ。
ごちゃごちゃした感じが薄れ、見た目も選びやすさもぐんと良くなります。
アイテムにこだわらず、色ごとにまとめて並べます。
濃い色から薄い色へグラデーションにする、ご自分のベースカラーやよく着る色から並べるのも良いでしょ
う。色で識別して服を探すのが楽という方、コーディネートを考える時、まずは色から決めるという方に
おすすめです。
また、クローゼットを見渡した時に色ごとにまとまっている方がすっきり見える、テンションが上がる!
という方も多いようです。
アイテムごとに分けたものを、更に色ごとに並べるというツーステップ方式も効果的。
ハンガーパイプ用の吊り下げ式ハンガーをプラスすれば、トップスとボトムスを上下に分けて収納すること
ができるので、見た目がスッキリしますし、スペースを有効に利用できます。
※ニトリ公式HPより画像をお借りしています
ハンガーパイプに多くの衣類を収納すると、せっかく分けて掛けておいたのに、いつの間にか境目がわかり
にくくなり、ジャンル分けが曖昧になってしまうことがあります。
そこで仕切りとして、引っかけて使うタイプの防虫材や洗濯ばさみなどを利用してみましょう。
目印となるものがあるだけで、驚くほど衣類が混ざりにくくなります。
引き出しの中を仕切る時、ケースタイプのものは引き出しの内寸にぴったりなサイズがなかったり、衣類の
量や大きさに合わなかったりと、使いづらいことがあります。
ブックエンドタイプの仕切り板なら、衣類の量やアイテムに合わせて自由にスペースを仕切ることが出来る
ので、より自分に合った仕切り方がカスタムできます。
ひとつ増えたらひとつ減らすということが苦手な方には、仕切りすぎない収納をおすすめします。
かつて私は靴下を細かく仕切って収納していましたが、仕切りの数以上に靴下を増やしてしまい、ひとつの
仕切りに何枚も押し込んで、戻しづらい、探しづらい状況になっていました。
そこでソックス、ストッキングなどのざっくりとしたジャンル分けで仕切るよう変えてみると、使い勝手が
ぐっと良くなりました。
いかがですか?どれを選ぶか正解はありません。
あなたが選びやすい、または見た目にもしっくりくる、テンションが上がるなど、ご自分に合った方法を選
んでみてください。
そしてやってみて「使いづらいな」と感じたら、それを放置せず、また別のやり方を試してみてください。
「使いやすくなった!」その快適さを感じることが、整ったクローゼットを維持するモチベーションへと
繋がっていきます。
まずはすぐに試せそうなことから試してみて下さいね。
記事担当
片付け・収納・インテリアの専門家「株式会社アンジェ・リュクス」伊藤彩